Appleは現地時間2019年6月3日、「WWDC19」で「tvOS 13」を発表した。
tvOS 13では家庭にある一番大きなスクリーンで、テレビ番組、映画、音楽、写真、ゲーム、アプリケーションを楽しめる、Apple TV 4Kを自分だけの最高のエンターテインメント用デバイスに簡単に変えられるオペレーティングシステム。
Apple TV 4Kで、臨場感のある新しいホーム画面が利用できるようになるほか、複数のユーザーに対応。それぞれのユーザーが自分向けのテレビ番組、映画、音楽、おすすめにアクセスできるようになったという。
今年リリース予定のゲームサブスクリプションサービス「Apple Arcade」のほか、XboxとPlayStationのゲームコントローラなどに対応する。
tvOS 13の新機能
Apple TV 4Kは新たに楽しく発見ができるようにデザインされた新しいホーム画面でより魅力的に連携。ホーム画面でアプリケーションの全画面ビデオプレビューが表示できるようになったため、新しいテレビ番組、映画、音楽、ゲームをすぐに楽しめるようになる。
マルチユーザー対応
嬉しいのがマルチユーザー対応。新しいApple TVのコントロールセンターを使うと、家族間での切り替えが簡単にできるので、家族全員が自分に合わせた独自のエンターテインメント体験を楽しめるという。
ユーザーには自分だけの「次に観る」リストが表示され、それぞれの好みに合わせたテレビ番組や映画のおすすめが提案される。
Apple Musicもマルチユーザーに対応。家族全員が自分だけのプレイリストやおすすめを簡単に再生できる。新しいコントロールセンターでは再生中の曲にすぐにアクセスでき、好きな曲の流れるタイミングに合わせて、画面上の歌詞を目で追うこともできるようになるそうだ。
Apple Arcade
今秋リリース予定のゲームサブスクリプションサービス「Apple Arcade」。1件の購読で、6人の家族が100タイトルを超える独占公開の新作ゲームを無制限に楽しめるようになる。どのゲームも広告は表示されず、追加の購入も必要ないそうだ。
ほとんどのゲームでゲームコントローラが使え、iPhone、iPad、iPod touch、Mac、Apple TVで、Apple Arcadeのゲームをプレイできるとのこと。
tvOS 13は、世界で最も人気がある最高のゲームコントローラ、Xbox One SとPlayStation DualShock 4に対応するそうだ。
「Apple TV+」と合わせて楽しみ…!
サブスクリプションサービス「Apple TV+」が今秋リリース予定ということもあり、tvOS 13も大幅にグレードアップしている。。Apple TVアプリケーションでは、1つのアプリ内で、テレビ番組や映画を見つけたり視聴したりする多様な方法を利用できるという。
Apple TVアプリケーションには、カスタマイズされたおすすめや、10万本を超えるiTunesの映画やテレビ番組を網羅したApple TVチャンネルがあり、4K HDRタイトルの最大コレクションをブラウズ、購入、レンタルすることも可能だとか。
Apple TVアプリケーションがほかのApple製デバイスや特定の他社製プラットフォームでも利用することができるというのも嬉しいところだ。
tvOSのデベロッパ向けプレビューは即日開始されており、tvOSユーザーに対しては、来月パブリックベータプログラムが提供予定。tvOS 13は、Apple TV 4KとApple TV HD用の無料ソフトウェアアップデートとして、今秋より提供されるとのことだ。