PR
スポンサーリンク
デル株式会社
スポンサーリンク
デル株式会社

Yahoo!ブログがサービス終了へ:5月9日より移行ツールを公開

この記事は約6分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

Yahoo! JAPANは、2019年12月15日をもってYahoo!ブログのサービスを終了することを発表した。2005年のサービス開始以来、Yahoo! JAPAN IDを持っていれば誰でも無料で気軽に使え、日本にブログを根付かせたサービスがついに幕を下ろすことになる。

個人サイトの黎明期を支えたYahoo!ジオシティーズを2019年3月末で終了することに衝撃が走ったが、ブログサービスの終了もまた一つの時代の終わりを告げようとしている。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

一時期は「3強」と呼ばれたブログサービス

googleによるGMailが普及する以前はフリーメールといえばYahoo!メールを使うひとが多かった。携帯電話のキャリアメールで長文は打てないけれど、プロバイダのメールアドレスは教えたくない、あるいは学生だから無料で使えるメールアドレスが欲しい。Yahoo! JAPANをホームページに設定した流れでYahoo! JAPAN IDを取得し、そのアカウントで利用できるYahoo!ブログは一時期「3強」1と呼ばれるまでに成長した。ジオシティーズから移行したユーザーも一定数いたのではないかと推察される。

2017年開始のベータ版テストは2019年4月に先行終了

アメーバブログ、FC2ブログに次ぐ3位であったYahoo!ブログだが、Livedoorブログやはてなブログ、そしてWordPressが普及していくなかで苦境に立たされていたのかもしれない。2017年から新たなYahoo!ブログのβ版テストを開始していた。

近年は、個人の情報発信ができる様々なサービスが増えているなかで、我々は改めてブログのあり方を考え、2017年から新たなYahoo!ブログのβ版テストを行うなど、今後の事業における模索を行ってまいりました。

このβ版は2019年4月15日をもって先行終了するという。

他社サービスへの移行ツールは2019年5月提供開始予定

Yahoo! Japanは他社ブログへの移行ツールを準備中で2019年5月9日より提供を開始するとしている。現段階で移行可能としている移転先は、「アメーバブログ」「ライブドアブログ」「Seesaaブログ」「はてなブログ」の4つで、「はてなブログ」は少し遅れて7月上旬から移行可能になる予定だそうだ。

「はてなダイアリー」閉鎖以上の影響があるかも

提供開始予定のツールで移行できないデータがある。「コメント」「トラックバック」「メッセージ」「ブログデザイン」「ブログパーツ」「絵文字」「アバター」が移行できず、「書庫」「カテゴリ」についても移行先によって可否が変わる可能性のがあるそうだ。

「はてなダイアリー」が閉鎖し「はてなブログ」へ統合されたことは記憶に新しいが、そのときも移行できないデータがあって混乱するユーザーが出ていた。

記事本文と画像だけしか移行できず、URLも変更となる(移行先への転送は2019年12月15日まで)。それだけでなく、それまでYahoo!ブログ同士の繫がりだとかそういったものがなくなってしまうことは大きいだろう。

Q: 非公開・ファンまで・友達までなど公開範囲を限定して書いていたブログはどうなりますか?
A: 移行先ではすべて下書き状態で格納される予定です。

公開範囲限定記事は「すべて下書き状態で格納される」そうだけれども、移行先でそれを公開することは恐らくないだろう。

終了スケジュール

Yahoo!ブログβ版が4月15日終了、ブログの新規開設は移行ツールが提供されるとともに終了する。2019年8月31日には記事やコメント・トラックバックの投稿や編集が不可能になるため、出来ればそれまでに他社ブログサービスに移行しておきたい。2019年12月15日をもってブログの閲覧できなくなり、移行ツールの提供も終了する予定だそうだ。

いつ終了するかわからないレンタルブログサービス

僕はYahoo!メール(それも殆どGMailに移行した)とYahoo!ファイナンスくらいしか使ってないのだけれども、一時期はてなダイアリーを使っていたことがあって、「ユーザー間の繫がり」がなくなってしまうことの恐ろしさはなんとなく分かるような気がする。

ただレンタルブログというのは、どうしてもサービスの変更や閉鎖などの影響を受けやすい。僕がレンタルサーバーを借りて独自ドメインで運用しているのはそういう外的な影響を最小限に食い止めようということが大きい。

個人サイトであれば、カテゴリやURLを変更するのは自分の判断で行えるし、301リダイレクト(転送)設定だってできる。レンタルサーバーがサービスを停止したとしても、データを他のサーバーに移してドメインのネームサーバー設定を変えるだけでいい。

そうはいっても、現状僕が使っているWordPressだっていつサービスが終わるかわからないから実際のところ外的な影響は受ける。そのときは他のブログツールに移行するかテキストデータからHTMLに起こすかしかないのだけど。

結局はテキストサイトが最強

外的な影響を限りなく少なくするとしたら、自分でHTMLを組んでテキストサイトを運営するのが一番だ。1987年生まれの僕はHTMLの基本的な扱い方を中学校の「技術家庭」や高校の「情報」でやったけれども、現在の課程だとどうなっているんだろうか。プログラミングをやるとかやらないとか言っているんだから、HTMLくらいやっているはずだと信じたい。

基本的なページはHTMLで組んで、コメント機能は外部の掲示板やチャットツールに流す。コンテンツの生存可能性を考えると、ブログツールを使うよりも90年代〜2000年代のテキストサイトのほうが生き残れる可能性が高い。

現代は「Twitter」などのSNSも普及しているし、「はてなブックマーク」もあるからCGIBOYなどのサービスを使わなくてもSNSに流せば大丈夫だろう。

HTMLが難しくても、簡単なMarkdown記法からHTMLへの変換ツールなら溢れている。それに、ホームページ・ビルダーなどのホームページ作成ソフトを使うとか、MS WordなどのワープロソフトからHTMLで保存するとか手段ならいくらでもある。

いつサービスが終了しても大丈夫なように、テキストデータをローカル(手元)に保存しておこう。ツール(道具)に使われるようではいけない。ツールは使うものだ。どういう分野においても、最低限の知識だけは持っておきたいと思う次第である。

リンク

  1. Wikipediaからの孫引きになるが、「利用者数、アメブロ、FC2、Yahoo! ブログが3強―Blog サービスに関する調査」(japan.internet.com編集部、2009年4月2日)。Wayback Machineによるアーカイヴを参照した。
エックスサーバー

「WordPressでブログを運営するならここ!」と言ってもいいくらい人気のサーバー。高速で安定していて信頼性が高い。14日分の自動バックアップに対応しているが、バックアップデータを受け取るには手数料がかかる。出会い系サイト・アダルトサイトも不可。「タクログ。」はエックスサーバーで運用している。

HixHost

高速で14日間毎日自動で無料バックアップというのが魅力なレンタルサーバー。アダルトコンテンツの運営も可能。サーバーが攻撃されてダウンすることがあったが、障害履歴を正直に公開していると評価してもいいかもしれない。WordPressの運用も評判がいい。

カラフルボックス

柔軟なプラン移動が魅力。過去14日分の自動バックアップに加え、バックアップ先を完全に別の地域に設定することのできる「地域別自動バックアップ」という比較的珍しい機能が無料で使える。SSLも無料。アダルトコンテンツも運用できる。

ロリポップ!レンタルサーバー

初心者向けのレンタルサーバーと言われて久しい安価なレンタルサーバー。管理画面が分かりやすくサポートが充実している。バックアップは自分で行う必要がある。

さくらのレンタルサーバ

老舗のさくらインターネットが運営する知名度の高いサーバー。料金の安さも魅力だが、初心者には難しいという評判を聞いたことがある。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
プロフィール
タクログ。(TAK)

高校と専門学校で英語を教えるガジェットオタクの非常勤講師(英語)。早稲田大学教育学部卒業、上智大学大学院外国語学研究科博士前期課程修了。Win95時代からダイヤルアップでネット界隈に潜伏、高校時代は駅前の書店で週刊アスキーを買って学校へ持ち込む。2010年にマカーに転向。愛用カメラはPENTAX K-70。趣味は喫茶店巡り。

タクログ。(TAK)をフォローする
Webサービス
スポンサーリンク
スポンサーリンク
ノートンストア
スポンサーリンク
三越伊勢丹オンラインストア
タクログ。(TAK)をフォローする
タクログ。
タイトルとURLをコピーしました