そろそろ入学試験も終わり、新生活が始まるという学生も多いことだろう。学生生活をMacで始めたいけどどれを選んでいいのかわからないという人向けに、それぞれの特徴をまとめた。
MacBook(12インチ;Mid 2017)
スペック
- ディスプレイ:12インチ Retinaディスプレイ(2304×1440; アスペクト比16:10)
- 本体カラー:
- シルバー
- ゴールド
- スペースグレイ
- ローズゴールド
- CPU(第7世代Kaby Lake):
- 1.2GHzデュアルコアIntel Core m3(Turbo Boost使用時最大3.0GHz)
- 1.3GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.2GHz)
- 1.4GHzデュアルコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)
- GPU:Intel HD Graphics 615
- 本体ディスプレイで標準解像度、60Hzの外部ディスプレイで最大4,096 x 2,304ピクセル解像度を同時サポート(数百万色以上対応)
- メモリ:8GBまたは16GB
- ハードドライブ:SSD (PCIe) 256GBまたは512GB
- バッテリー駆動時間:
- 最大10時間のワイヤレスインターネット閲覧
- 最大12時間のiTunesムービー再生
- 最大30日のスタンバイ時間
- 主な入出力端子:
- USB-C 3.1 Gen 1 ×1(給電機能付き)
- ヘッドセット対応ステレオミニ端子
- 無線LANなど:IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2
- サイズ:
- 高さ:0.35〜1.31cm
- 幅:28.05cm
- 奥行き:19.65cm
- 本体重量:0.92kg
- 価格:142,800円〜(執筆時点)
- その他:
- 480p FaceTimeカメラ
- 英語キーボード(US配列)などに変更可能
MacBook 12インチのよいところ・悪いところ
- とにかく軽くて小さい。持ち運びが楽。
- Core i5やCore i7モデルであればそれなりの作業ができるスペック。
- 画面が小さくてパワーに見合った作業はやりづらい。慣れが必要。
- USB-Cポートが1つしかないので複数接続する場合はアダプタが必要。
MacBook 12インチの向いている人
- 外出先でメールやWebの閲覧を中心にサブマシンとして使う人
- 画面が小さくても作業に支障のない人
MacBook Pro 13インチ(Mid 2017)
スペック
- ディスプレイ:13.3インチ Retinaディスプレイ(2560×1600)
- 本体カラー:
- シルバー
- スペースグレイ
- CPU(第7世代Kaby Lake):
- 13インチモデル:
- 2.3GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)
- 2.5GHzデュアルコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大4.0GHz)
- 13インチ Touch Bar搭載モデル:
- 3.1GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.5GHz)
- 3.3GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.7GHz)
- 3.5GHzデュアルコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大4.0GHz)
- 13インチモデル:
- GPU:
- 13インチモデル:Intel Iris Plus Graphics 640
- 13インチ Touch Bar搭載モデル:Intel Iris Plus Graphics 650
- 本体ディスプレイで標準解像度(数百万色以上対応)と以下を同時サポート:
- 1台のディスプレイで5,120×2,880ピクセル解像度、60Hz、十億色以上対応
- 最大2台のディスプレイで4,096×2,304ピクセル解像度、60Hz、数百万色以上対応
- 最大2台のディスプレイで3,840×2,160ピクセル解像度、60Hz、十億色以上対応
- Thunderbolt 3デジタルビデオ出力
- USB-C経由でDisplayPort出力に標準対応
- アダプタ(別売り)を使用したVGA、HDMI、Thunderbolt 2出力に対応
- メモリ:8GBまたは16GB
- ハードドライブ:SSD (PCIe)128GB、 256GB、512GB、または1TB
- バッテリー駆動時間:
- 最大10時間のワイヤレスインターネット閲覧
- 最大10時間のiTunesムービー再生
- 最大30日のスタンバイ時間
- 主な入出力端子:
- 13インチモデル
- Thunderbolt 3(USB-C)×2(給電機能付き)
- ヘッドセット対応ステレオミニ端子
- 13インチTouch Bar搭載モデル
- Thunderbolt 3(USB-C)×4(給電機能付き)
- ヘッドセット対応ステレオミニ端子
- 13インチモデル
- 無線LANなど:IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2
- サイズ:
- 高さ:1.49cm
- 幅:30.41cm
- 奥行き:21.24cm
- 本体重量:1.37kg
- 価格:142,800円〜(執筆時点)
- その他:
- 720p FaceTimeカメラ
- 英語キーボード(US配列)などに変更可能
MacBook Pro 13インチのよいところ・悪いところ
- メインマシンとしても耐えられるスペック。
- 本体重量1.37kgとそこまで重くない。
- Thunderbolt 3(USB-C)ポートから変換アダプタが必要。
MacBook Pro 13インチの向いている人
- 1台で済ませたいけどコンパクトなものがほしい人
- 外部ディスプレイを持っていて自宅ではそっちをメインに使う人
MacBook Pro 15インチ(Mid 2017)
スペック
- ディスプレイ:15.4インチ Retinaディスプレイ(2880×1800)
- 本体カラー:
- シルバー
- スペースグレイ
- CPU(第7世代Kaby Lake):
- 2.8GHzクアッドコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.8GHz)
- 2.9GHzクアッドコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.9GHz)
- 3.1GHzクアッドコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大4.1GHz)
- GPU:
- Radeon Pro 555(2GB GDDR5メモリとグラフィックス自動切替機能を搭載)+Intel HD Graphics 630
- Radeon Pro 560(4GB GDDR5メモリとグラフィックス自動切替機能を搭載)
- 本体ディスプレイで標準解像度(数百万色以上対応)と以下を同時サポート:
- 最大2台のディスプレイで5,120 x 2,880ピクセル解像度、60Hz、十億色以上対応最大4台のディスプレイで4,096 x 2,304ピクセル解像度、60Hz、数百万色以上対応
- 最大4台のディスプレイで3,840 x 2,160ピクセル解像度、60Hz、十億色以上対応
- Thunderbolt 3デジタルビデオ出力
- USB-C経由でDisplayPort出力に標準対応
- アダプタ(別売り)を使用したVGA、HDMI、Thunderbolt 2出力に対応
- メモリ:16GB
- ハードドライブ:SSD (PCIe)512GB、1TBまたは2TB
- バッテリー駆動時間:
- 最大10時間のワイヤレスインターネット閲覧
- 最大10時間のiTunesムービー再生
- 最大30日のスタンバイ時間
- 主な入出力端子:
- Thunderbolt 3(USB-C)×4(給電機能付き)
- ヘッドセット対応ステレオミニ端子
- 無線LANなど:IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2
- サイズ:
- 高さ:1.55cm
- 幅:34.93cm
- 奥行き:24.07cm
- 本体重量:1.83kg
- 価格:258,800円〜(執筆時点)
- その他:
- 720p FaceTimeカメラ
- 英語キーボード(US配列、UK配列)などに変更可能
MacBook Pro 15インチのよいところ・悪いところ
- メインマシンとして十分なスペック。
- GPUが充実しているので画像編集や動画編集もサクサク。
- 本体重量1.83kgという一昔前のA4ノートブック並みの重さ。
- 持ち運ぶのにはカバンを選ぶ(InCaseのバックパックがオススメ)。
- Thunderbolt 3(USB-C)ポートから変換アダプタが必要。
MacBook Pro 15インチの向いている人
- メインマシンとして画像編集までサクサクに動かしたい人
- モバイル性を多少削っても大丈夫な人(とはいえそこまで重くないけど)
MacBook Air 13インチ(Mid 2017)
スペック
- ディスプレイ:13.3インチワイドディスプレイ(1440×900)
- 本体カラー:シルバー
- CPU:
- 1.8GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大2.9GHz)
- 2.2GHzデュアルコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.2GHz)
- CPU:
- GPU:Intel HD Graphics 6000
- デュアルディスプレイとビデオミラーリング:
- 本体ディスプレイで標準解像度、60Hzの外部ディスプレイで最大3,840 x 2,160ピクセル解像度を同時サポート(数百万色以上対応)
- Thunderboltデジタルビデオ出力
- Mini DisplayPort出力に標準対応
- デュアルディスプレイとビデオミラーリング:
- メモリ:8GB
- ハードドライブ:SSD (PCIe)128GB、 256GB、または512GB
- バッテリー駆動時間:
- 最大12時間のワイヤレスインターネット閲覧
- 最大12時間のiTunesムービー再生
- 最大30日のスタンバイ時間
- 主な入出力端子:
- USB 3ポート(最大5Gbps)x 2
- Thunderbolt 2ポート(最大20Gbps)x 1
- MagSafe 2電源ポート
- SDXCカードスロット
- 3.5mmヘッドフォンジャック
- 無線LANなど:IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
- サイズ:
- 高さ:0.3~1.7cm
- 幅:32.5cm
- 奥行き:22.7cm
- 本体重量:1.35kg
- 価格:98,800円〜(執筆時点)
- その他:
- 720p FaceTimeカメラ
- 英語キーボード(US配列)などに変更可能
MacBook Air 13インチのよいところ・悪いところ
- とにかく安い。MacBookシリーズのなかでは最安値。
- 変換アダプタを使わなくてもSDカードやUSBメモリなどが使える
- 本体重量1.35kgでMacBook Pro13インチより200g軽い(誤差?)。
- 最厚部はMacBook Pro 13インチの方が薄かったりする。
- メインマシンとしては少し貧弱かも。
- ディスプレイの解像度が低い。
MacBook Air 13インチの向いている人
- とにかく安くMacを使いたい人
- 変換アダプタを持ち歩くのが面倒な人
- Retinaディスプレイじゃなくても耐えられる人
万人向けなのはMacBook Pro 13インチ
とにかく万人に勧められるのがMacBook Pro 13インチモデル。画面の作業スペースもそこそこあってモバイル性もある。
メインマシンとしても十分なスペックだ。これ1台で済ませたいという人も大丈夫。
大画面で作業したい場合は自宅に32インチくらいの4Kディスプレイを置くといいだろう。デスクの幅や奥行きに余裕のある人は40インチ以上の4Kディスプレイを置くと作業が捗ると思う。
そうはいっても、MacBook Pro 13インチ(1.37kg)と15インチ(1.83kg)の差はたった460g。
普段持ち歩いているカバンが大きくて余裕のある人は15インチモデルのほうが高スペックでいいかもしれない。
現在iMac 21.5インチモデルとMacBook Air 11インチモデルを併用している僕は、次はMacBook Pro 15インチモデルにまとめようと思っている。
学生・教職員はApple「学生・教職員向けストア」で購入すると割引に
学生や教職員はAppleの「学生・教職員向けストア」で購入すると特別価格で購入することができる。
MacBook 12インチモデルは136,800円〜、MacBook Airは92,800円〜、MacBook Proは136,800円〜(執筆時点、いずれも税別価格)。
また、執筆時点では「Beatsヘッドフォン」がついてくる「MacやiPad Proと新学期を始めよう」キャンペーンも実施されている。
安く購入したい人はApple認定整備済み製品を上手に買おう
学生・教職員ではないけどApple製品を安く買いたいという人はApple認定整備済製品を上手に利用しよう。
徹底したクリーニングと検査を経て再梱包された整備済み製品はAppleの厳しい品質基準を満たしていることが確認されているので、中古品よりも安全だ。
1年間の特別保証がついており、Apple Careを購入すればさらにサポートを延長できる。