2017年7月に購入してからずっと愛用しているPFUのキーボードHappy Hacking Keyboard Professional BT(HHKB BT)。先日飲み物をこぼしてしまってから左シフトキーがうまく動かなくなってしまったので、分解して掃除することにした。
HHKBは東プレのOEM
HHKBはPFUから販売されているが、中身を作っているのは静電無接点キーボードREALFORCEでおなじみの東プレ。HHKBの打鍵感がREALFORCEそっくり(というか全くといっていいほど同じ)なのはそういうことだ。
REALFORCEはHHKBと違ってファンクションキーなどがついていて有線モデルのみ販売されている。
「Topre」(東プレ)の文字
そういうことで、HHKBを開けると基板には東プレの文字が並んでいる。写真の右上に見えるのがBluetoothアンテナ。電池ボックスをつなげる配線もここに繋がれている。
電源周り
これは推測だが、ケーブル類とBluetoothアンテナを外したら有線モデルと同じものを使っているのかもしれない。
無数に並ぶスプリング
構造を知ってはいたが、キーボードのそれぞれのキーにはスイッチの代わりになる金属のスプリングが並んでいる。これだけの数を(おそらく)流れ作業のラインで並べているのだろうから、相当な手間がかかっているように思う。
製造ラインは「ラバーを置く→スプリングを並べる→基板を乗せてネジ止め→Bluetoothアンテナをネジ止め→別に作っておいた電池ボックスをつなげる」ような流れだろうか。値段が高いのも頷ける。
写真を撮るのを忘れてしまったけど、各キーの位置にスプリングと同じ大きさの電極のようなものがあって、キーを押すとスプリングが当たって電気が流れるような仕組みになっている。
きれいに掃除して復活!
ラバー部分をきれいに拭いて組み立て直すと、元のように快適に使えるようになった。しかしスプリングやラバーがズレないようにネジ止めするのには一苦労。製造ラインの人は慣れるまで大変だろうと感じた。HHKB BTは少し値段は張るけれども打鍵感が非常に軽快で腕も疲れにくいのでオススメだ。