デスクトップ一体型のiMacにするか、ノートパソコンのMacBook Proにするか。初めてMacを買う人は特に、どちらにしようか悩むことだろう。
僕は2010年から一貫してメインマシンとしてiMacを使ってきていて、サブはMacBook Air 11インチとiPad Pro 9.7インチ。
そういう使い方をしてきて思うことをまとめたうえで、それぞれのメリットデメリットについて考えてみようと思う。
iMacとMacBook (Air)の2台持ちってどうなの?
結論から先に言うと、僕はMacBook Pro 1台にまとめたほうがいいと考えている。できるだけ持つデバイスは少ない方がいい。
2台持ちのメリット・デメリット
iMacを自宅で、MacBook Airをモバイルでというように分けるメリットは、外出時に使わない不要なものを持ち運ばなくてよいという点。
最近はデスクトップと書類フォルダをiCloud Driveで同期できるし、だいたいのアプリはiCloud同期に対応している。
必要であればDropboxやEvernoteなどのサービスを使うことによってだいたいのことは補える。
困ることと言えば、ネット環境がないとサブ機にそういったファイルがダウンロードできないこと。外出先でネット接続が不安定になると作業が止まったりするのが痛い。
そういう意味で、できることなら1つにまとめたほうがいいと感じている。
オススメはMacBook Pro+外部ディスプレイ
仮に1つにまとめるとしよう。MacBook Proをはじめ、ノートパソコンというのは画面がどうしても狭いので、自宅のデスクに外部ディスプレイを用意するのがオススメ。
デスクの大きさにもよるだろうけど、奥行きのない場合は32インチクラスの4Kディスプレイ、余裕のある人は40インチ以上の4Kディスプレイを使うと良いだろう。
iMacを買った方がいい人
それでもiMacを買った方がいい人というのもいる。想定されるのは以下のような人たちだ。
動画編集などパワーのいる作業をたくさん行う人
MacBook Proでも15インチにはそれなりのグラフィックボードが搭載されているので通常の動画編集にも問題は起こらないくらいスペックは高い。
ただ15インチを持ち運べるかというと難しい人もいるだろう。
そういう人は、iMac (Pro)を作業専用機として買ったほうがいいと思う。
雑多な配線なしにシンプルに済ませたい人
MacBook Proと外部ディスプレイとの組み合わせが僕は最強だと思っているけど、iMacのいいところは1台ですべて完結するところだ。
シンプルなデザインはスマートな印象すら与えてくれる。
デザインにこだわる人はiMacとモバイル端末と分けてもいいかもしれない。
iMacを買うときの注意点
最近のディスプレイは高さの調整ができるものが多いけれども、iMacはチルト(傾き)の調整しかできない。
僕にとってはiMacは低すぎるので、モニター台を使って高さを調整している。
逆に、人によってはデスクの裏に低い台を設置してディスプレイが低くなるように調整している人もいるそうだ。見た感じはあまりスマートではない。
そこでオススメなのが、Apple Storeで買えるVESAマウントアダプタ搭載モデル。
ディスプレイアームや壁掛け用マウントに対応しているので、自分の好みの位置にディスプレイを設置することができる。
このモデルはスタンドがついていないので注意。
まとめ
パワフルな作業を頻繁に行う人を除いては、僕はMacBook Proをオススメする。
様々な事情でiMacがいいという人は、スタンドが自分の高さに合っているかどうか確認しよう。
できることならApple StoreでVESAマウントアダプタ搭載モデルを買って、壁掛け用マウントやディスプレイアームで使いやすい高さに調整するのがいいと思う。