9.7インチiPad Proを購入してもうすぐ2年。外出時にも肌身離さず持ち歩いている。iPhoneと違って大画面なので、電子書籍やPDFの閲覧に重宝している。そんな僕がiPadやiPad Proの選び方を解説する。
9.7インチiPadは正直微妙
今年に入って発売された廉価版のiPad。Apple Pencilに対応していることで教育機関での利用が期待されている。Smart Keyboardに対応していない点はHappy Hacking Keyboard Professional BTなどのBluetoothキーボードを接続すればいいとして、価格以外にメリットはあるのだろうか。
9.7インチiPadは価格以外にメリットなし!
廉価版のiPadでもApple Pencilを使った手書き入力はできる。しかし9.7インチというサイズ感は正直言って微妙だ。Apple Pencilを使うなら大画面のほうが優れている。電子書籍を読むにも、iBooksやKindleなどを利用するなら問題はないのだが、PDFや新聞を読むには文字が小さくなってしまって拡大しないと読めない。このサイズ感ははっきり言って微妙だ。
持ち運んで電子書籍を閲覧ならiPad mini
通勤電車でiBooksやKindleなどを読むなら、より小さいiPad miniのほうが優れている。片手で軽々持てるし、画面も大きすぎず場所を取ることもない。9.7インチiPadはPDFを読むには小さすぎるし、電子書籍を読むには大きい。そういう微妙なサイズ感なのだ。そういうわけで、価格以外の点で9.7インチiPadはオススメしない。
10.5インチiPad Proはそこそこ良い
9.7インチより少し大きくなった10.5インチiPad Pro。この微妙なサイズの差が意外と大きかったりする。9.7インチだと潰れてしまうような文字もくっきりと見えるので、老眼でなければ新聞を表示してもなんとか判読するくらいはできるだろう。
一番のオススメは12.9インチ
少し大きすぎない?と思われる方もいるだろうが、僕は12.9インチiPad Proを全力でオススメする。片手で持つのは少し辛いかもしれないが、文字の小さいPDFファイルも拡大せずとも十分読めるし、何と言っても作業領域が大きい。Apple Pencilを使った手書き入力にもオススメだ。持ち運ぶカバンを選んでしまうのがデメリットだが、入力作業をしない時はiPad miniというように使い分けるとちょうどいいだろう。
まとめ
iPadシリーズを用途別に最適なものをまとめると次のようになる。
- iPad mini:
- 電車の中で手軽に電子書籍やWebの閲覧をしたい方
- 小さいカバンでも持ち運べるタブレットがほしい方
- 9.7インチiPad
- 安価でそこそこのサイズ感が欲しい方
- 安価にApple Pencilを使いたい方
- 10.5インチiPad Pro
- 12.9インチを持ち運ぶのが辛い方
- 12.9インチiPad Pro
- iPadを使ってバリバリ作業をしたい方
- 小さい文字のPDFファイルを開いて書き込む方
- Apple Pencilで大画面で作業したい方
僕は今すぐにでも12.9インチiPad Proに買い換えたい気持ちでいっぱいだ。そのために少しずつお金を貯めている。