仮想通貨大手のコインチェック株式会社は今日(2018年4月6日)、マネックス証券株式会社などを傘下に持つマネックスグループ株式会社(証券コード:8698)の完全子会社になることを発表した。1
マネックスグループ株式会社のプレスリリース2によると、買収額は36億円とのことだ。
コインチェックは、2018年1月26日に不正アクセスを受け仮想通貨NEMが流出したことで関東財務局から業務改善命令を受けている。
マネックスグループが親会社になることで、経営管理体制の改善を全面的にバックアップするという。
マネックスグループも仮想通貨研究所を設立するなど仮想通貨交換業への参入準備を進めてきており、今回の買収はマネックスグループの「第二の創業」につながるものだと述べている。
4月3日にマネックスグループが買収案を提示したというニュースが流れて以降、マネックスグループの株価は上昇。正式に買収が発表された今日はストップ高の480円で年初来高値を記録した。
ネット証券大手の仮想通貨事業参入に期待が高まっている。
- コインチェック株式会社、マネックスグループ株式会社の完全子会社化及び新経営体制のご報告(コインチェック株式会社) ↩
- 株式取得によるコインチェック株式会社の完全子会社化に関するお知らせ (マネックスグループ株式会社) ↩