Marantz(マランツ)が、第5世代のネットワークCDレシーバー「M-CR612」を発売した。2008年発売の「M-CR502」以来、4世代目となる2015年発売の「M-CR611」に至るまで、世代を重ねるたびにデザインと音質を磨き上げ、最新のネットワーク機能を搭載してきた「M-CRシリーズ」。
Airplay2やワイドFM、ハイレゾ音源などにも対応している。
ネットワーク機能を大幅強化
M-CR612は、従来のモデルにも搭載されていたCDやFM/AMラジオ、Bluetoothなどに加え、現代のオールインワン・ミュージックシステムにとって最も重要なネットワーク機能を大幅に強化。新たにHEOSテクノロジーを搭載することにより、「Amazon Prime Music / Amazon Music Unlimited」や「AWA」、「Spotify」などの音楽ストリーミングサービスに対応した。セットアップと操作はHEOSアプリで行える。
また「HEOS 1」、「HEOS 3」などのHEOSスピーカーをシステムに追加すればワイヤレス・マルチルーム環境を簡単に構築、どの部屋にいても好きな音楽を楽しむことができる。
万能なミュージックサーバー
パソコンやNASなどのミュージックサーバーおよびUSBメモリーからのファイル再生では5.6MHz DSD、192kHz/24bit PCM (WAV / FLAC / Apple Lossless)に対応。さらに、インターネットラジオ、AirPlay 2、Bluetoothなど様々な音楽コンテンツを楽しむための機能も充実している。Amazon Alexaによる音声コントロールにも対応しているそうだ。
電源由来のノイズを大幅に低減
プレスリリースによると、音質面では、スーパーオーディオCDプレーヤー「SA-12」と同様の超低位相雑音クロックを投入。デジタル回路のより高精度な動作を実現したそう。
「PM-10」や「PM-12」などのプレミアムHi-Fiアンプの開発過程において蓄積されたノウハウを活用してパワーアンプの周辺回路も刷新。他の回路と共有していた電源回路をパワーアンプ専用とし、電源由来のノイズを大幅に低減したという。
4chスピーカー出力
「M-CRシリーズ」のバイアンプ駆動や2系統のスピーカー切り替えができる4chスピーカー出力に加えて、M-CR612はバイワイヤ接続に対応していないスピーカーでもより高音質な再生ができるように、新たに「パラレルBTLドライブ」機能を搭載している。
シングルワイヤ接続のまま、4組のアンプ全てを用いてスピーカーを駆動することが可能になった。中低域の量感と締まりを両立した低音再生を実現している。
正直言ってものすごくほしい
高校生だった2005年に買ったPioneer製のCD/DVD/MDコンポ「X-HA7DV」を未だに現役で使っているワタクシ。音楽を聴くのは殆どパソコンで、デスク上には名刺サイズのウッドコーンオーディオシステムJVC「EX-NW1」を置いている。
現状困っているのはラジオで、東京都内だとAMがまともに聴けないからradikoに頼るのだけど、そのためにパソコンを開くとかiOSアプリを起動してBluetoothで繋ぐのが面倒。ワイドFM対応のレシーバーの購入をずっと考えていた。
電源周りのノイズを抑えた専用機の方が当然音質もいいわけで。資金面がクリアできたらDENONかMARANTZのネットワークCDレシーバーを買おうと注目していたのだった。
DENONのデザインシリーズ「DRA-100」「DCD-100」もお洒落だけど少しお値段が張る。e-onkyo musicユーザーとしてはONKYOの「CR-N775」あたりもいいのだけど、これは2017年12月発売だから次のモデルを待ってもいいかもしれないと思っていたところ。
そこに登場したMarantz M-CR612は購入の今最有力候補かな。いや、本当に欲しいので取り敢えずAmazonのほしい物リストに追加。誰か買ってください(笑)。