物書堂がiOS端末向け統合辞書アプリ「英単語 by 物書堂」をリリースした。
「英単語 by 物書堂」は、「英単語ターゲット1900(5訂版)」や「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」など、人気の定番英単語学習コンテンツを学習するために作られた、統合英単語学習アプリだ。
複数のコンテンツをアプリ内で切り替えられるので、「英単語」を学習した後に「英熟語」の学習へ切り替える操作などがスムーズに行えるようになった。
3ステップ学習と学習カレンダー機能
覚える・確認する・問題にトライするという3ステップ学習機能、リスニング機能、単語帳機能を搭載。学習を行うとアプリ内のカレンダーに学習実績が記録されるほか、各コンテンツの最終学習日も確認できる。
学習実績や最終学習日が可視化されることで、「この日はこれだけやった」という自信に繋がったり、「このコンテンツは最近やっていないからトライしよう」という動機付けに繋がるかもしれない。
辞書アプリとの連携
「英単語 by 物書堂」は新しく配信が始まった「辞書 by 物書堂」との連携も行える。コンテンツ内にわからない言葉や詳しく知りたい言葉がある場合、すぐにアプリを切り替えて辞書で調べることができる。
単語帳を使う学習者はそこに乗っている訳語だけで満足してしまうことがあるので、辞書アプリとの連携機能によって他の例文を眺める習慣ができればいいと思う。
単体版アプリ購入者は無料移行可能
これまでにリリースされた物書堂製の英単語学習アプリの購入者は、最新バージョンで移行手続きを行うことで、同じ英単語コンテンツを無料でダウンロードすることができる。
単語帳否定論者だけどこのアプリはオススメ
僕は英語学習において無闇に単語帳を使うことに関しては否定的な意見を持っている。単語帳に載っている訳語を覚えるだけで満足して辞書を引かない学習者を多く見てきたからだ。単語帳に載っている訳語で処理しようとして文脈と遭わないから混乱する。そういう負の影響が単語帳にはある。
そんな英単語帳否定論者の僕でも、「英単語 by 物書堂」はオススメできる。
適切な辞書指導のできる教員・サポーターがいるという条件付きでだが、辞書アプリとの連携機能を使うことで多くの例文に気軽に接することができるようになるし、学習実績記録機能は動機付けという点において非常に有益だろう。
iOS端末を導入している学校や塾では、「英単語 by 物書堂」と「辞書 by 物書堂」を採用したほうがいいのではないかというくらいだ。
僕もこのアプリを使って英検1級の取得を目指してみようと思う。