Dellの新型ノートパソコン「New XPS 13」をお借りすることができた。
「New XPS 13」は13インチというコンパクトサイズに4K液晶も搭載できるプレミアムノートブック。
今回は2色あるうちの「ローズゴールド」の日本語キーボード版(JIS配列)をメーカーからお借りしたので、ファーストインプレッションを書いていきたいと思う。
外箱
シンプルな白い化粧箱というと林檎の会社を彷彿とさせるが、印刷されているのはDellのロゴのみ。
他の要素は一切なく、いたってシンプルだ。裏面にも何も書いていない。
外観
表面はDellのロゴのみ、裏面はXPSのロゴのほかに技適マークやPCリサイクルのロゴなどが印字されている。
ロゴ以外は非常に小さい文字なのでほとんど目立たない(そもそも裏面など見えないのだからどうだっていい)。
外観も非常にシンプルで好印象だ。
液晶画面
「New XPS 13」の一番の特徴である4K液晶。100%表示だと文字が細かすぎるので、スケーリング300%が推奨されている。
300%だと他のメーカーのFull HDと同じくらいの作業領域だろうか、僕はもう少し小さくても全然問題ないので225%で表示することに決めた。
13インチのFull HDだと文字が汚い印象が拭えないのだけど、XPS 13の4K液晶はMacBookシリーズのRetinaディスプレイ並みに文字がきれいに表示される。
フォントがきれいだからという理由でMacを選んでいる人も多いと思うが、そういう人がWindowsのノートパソコンが必要になったときは4K液晶搭載のXPS 13・XPS 15を選ぶといいと思う。
キーボード
今回お借りしたのは13インチの日本語キーボード(JIS配列)モデル。
僕は普段は英語キーボード(US配列)を使っているのでキー配列に慣れなくて困るのだけど、このモデルは購入時に英語キーボードも選べるので安心だ。
多くのキーのピッチがフルサイズ並な一方で、右側のハイフンや括弧、バックスペースやエンターキーが非常に狭いのが特徴。
両端の余剰スペースはUSB-C端子の基盤が入っていると思われるのでこれ以上広くはできなかったのだろうけど、それなら全体のキーピッチを少し狭くしてバランスを取るなどの方法があるのではないかと思う。
AppleのMagic Keyboard 2と比較するとキーボード部分の差はおよそ1cm。
液晶のベゼルを狭くしてコンパクトさを優先したがために、そのしわ寄せが右端3列のキーの狭さに影響してしまったのではないだろうか。
個人的には1cmの差よりもキーボードの操作性のほうが圧倒的に大事なので、このあたりは考え直してほしいと思う。
RAM 8GBでも動作は高速
CPUはIntel Core i7-8550U(8th Generation)でSSD搭載ということもあるだろうが、メモリが8GBとは思えないくらい動作が高速だ。
電源を入れてから10秒も経たずに使えるというのはうれしい。
16GBは必要かと思っていたけど、このモデルに関しては8GBで十分かもしれない。
液晶も動作も最高だけどキーボードがウィークポイント
Windowsのパソコンはあまり使いたくないと思っていたけど、僕は仕事上どうしてもWindowsを使わなくてはいけないので今はBootCampでWindowsを走らせている。
実際Windows専用機が欲しいなと思って調べていくなかで、Dell XPS 13は使ってみたい機種の一つだった。
お借りして実際に使ってみると、キーボードの右端の3列を使う際にはどうしても「慣れ」が必要だということがわかった。
右端のキーピッチの狭さはこのモデルのウィークポイントの一つと言える。
液晶が綺麗で動作も軽快なので非常にもったいないと思う。
その意味ではHappy Hacking Keyboard Professional BTなどの外付けキーボードを上にのせて、いわゆる「尊師スタイル」で使ってみるのがいいかもしれない。
この数日のレンタル期間を使って、いろいろと試してみたい。