先日「ASUS Store Akasaka」で行われたZenBook・ViboBookの新商品発表会。指先一つでタッチパッドがテンキーに変わる「NumberPad」が搭載されたZenBookを見ていて、「そういえば昔Sharp(シャープ)が液晶タッチパッドのMebius(メビウス)を出してましたよね」という話題を振ったところ、「うちにもありますよ」と出してきてくださった。
このASUS 「ZenBook Pro」は液晶タッチパッド「ScreenPad」を搭載したモデルで、Windows上ではメインディスプレイの下にサブディスプレイがあることになっていて、ウインドウを下に動かせばいいらしい。
「ScreenPad」はただのサブディスプレイではない
用途について聞いたところ、「ScreenPad」専用のアプリを利用したり、Officeのショートカットが利用できるほか、電卓・カレンダー・テンキーの表示などもできるとか。MacBook Proでいうところの「Touch Bar」のようにも機能するし、サブディスプレイとしても使えるとのこと。あるいはパソコン上での手書き署名という用途もあるそうだ。
このScreenPad、シャープがメビウスのタッチパッドに光センサー液晶を搭載した頃よりも部品の性能が上がっているためかものすごくサクサク動いていた。あのあと一度パソコン事業から撤退したシャープは東芝のDynabookを傘下に収めたので、シャープブランドのメビウスがまた見られるかもしれない。本当にあの会社は目の付け所がシャープすぎて時代の先を行きすぎている。
閑話休題、ASUS ZenBook Proに搭載のScreenPadは、対応したアプリは着々と増えているそう。これからの展開が楽しみだ。
拡張ディスプレイモードではテレビ実況やデイトレードが楽しむめそう
ScreenPadを拡張ディスプレイモードで使うとして真っ先に思いついたのがテレビ実況。なんかみなさんテレビを見ながらTwitterや5ちゃんねる(旧・2ちゃんねる)に書き込むのがお好きなようなので、メインディスプレイにTwitterブラウザや5ちゃんねるの専用ブラウザを立ち上げて、サブディスプレイで見るとか。そういうのにいいんじゃないかしらと。
あるいは、日経CNBCや東京マーケットワイドを流しながらのデイトレード。デイトレーダーといえば複数のディスプレイを使っているイメージが強いけれども、ノートパソコンでそれができる。場所の都合でノートパソコンでやっているひと(ラジオNIKKEI派もいるだろうけど)に向いているんじゃないかと感じた。
14インチ・15インチの2種展開
サイズは14.0インチ・15.6インチの2種類で、いずれも外部GPUを搭載しているので安心だ。15インチモデルのほうは4K液晶も選べる。
購入はASUS 公式オンラインストア「ASUS Store Online」 サイトTOPから。
英語キーボード換装サービス対象外
直営店「ASUS Store Akasaka」で購入すると「ZenBook」シリーズは有償で英語キーボードに換装するサービスがあるが、「ScreenPad」「NumberPad」搭載モデルは対象外となっている。
スタッフの方は将来的にはオンラインストアでキーボードを選べるようにしたいと仰っていたが、現状、この「ZenBook Pro」に関しては日本語キーボードのみとなる。