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Apple、macOS Catalinaを発表:iTunesを3つのアプリに分割へ

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Appleは現地時間2019年6月3日、「WWDC19」にて新しいmacOS「Catalina」 (カタリナ)を発表した。

macOS Catalinaでは、iTunesが3つのアプリ「Apple Music」「Apple Podcasts」「Apple TV」に分割されるほか、新機能の「Sidecar(サイドカー)」により、ユーザーはiPadを2台目のディスプレイまたは高精度の入力デバイスとして使用し、Macのデスクトップを拡張することができるようになる。

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「iTunes」廃止・3つのアプリに分割

Apple Music

「新しいMac用ミュージックアプリケーションは、軽快に動き、楽しくて使いやすいアプリケーション」だという。サブスクリプションサービスのApple Musicは、5千万以上の曲、プレイリスト、ミュージックビデオの中から素晴らしい新しい音楽を発見することができ、このアプリケーションで、楽曲をダウンロードしたか、購入したか、CDから取り込んだかどうかに関係なく、ミュージックライブラリの全体にアクセスできるようになるという。

音楽を手元に置いておきたい人は、これまで通りクリック1つでiTunes Music Storeを開いて音楽を購入することもできる。

Apple Podcasts

70万を超えるポッドキャストが提供されている「Apple Podcasts」。新しいエピソードが公開されたらすぐに通知してくれるオプションも用意されているほか、新しいカテゴリが追加されており、世界中のエディターが厳選したコレクション、さらにはエピソードをホスト、ゲスト、話題となっているトピックで指定して検索できる高度な検索ツールも備えているそうだ。

Apple TVアプリケーション

新しく生まれ変わった「Apple TV」アプリは映画やテレビ番組の検索、視聴が1つのアプリケーションで実行できるようになる。

Apple TVチャンネルや、パーソナライズされたおすすめコンテンツが利用でき、iTunesで提供されている10万以上の映画、テレビ番組を閲覧、購入、レンタルすることが可能に。4K HDRおよびDolby Atmos対応の映画を楽しむこともできる。

「今すぐ再生」セクションには「次に観る」という機能があり、現在視聴しているコンテンツを記憶して、どのデバイスの画面からでも視聴を再開できるようになるそうだ。

今年の秋にリリースされるAppleが独自に提供するビデオ配信サービス「Apple TV+」もApple TVアプリケーションで利用できるようになる予定とのこと。

拡張ディスプレイ「Sidecar」

iPadがMacの拡張ディスプレイになる「Sidecar」が搭載される。対応しているMacアプリケーションでは、iPadを高精度の描画タブレットとしても使用できるようになる。他のアプリを入れなくても拡張ディスプレイを使えるようになり、外出中でもMacBookとiPadを組み合わせることで2台のディスプレイを使って作業できるようになる。

Apple Pencilと組み合わせると、スタイラスペンの入力に対応しているMacアプリケーションなら、iPadを使って描画、スケッチ、書き込みも可能に。

Final Cut Pro Xを使ったビデオ編集や、Adobe Illustratorを使った描画、iWork文書のマークアップにも役立てられる。

ワイヤレスで接続できるというのも嬉しいところだ。

スクリーンタイム

Mac用スクリーンタイムを使うと、アプリケーションやウェブサイト上で自分がどのように時間を使っているのかがわかるようになる。

僕のようにダラダラと過ごすひとにとっては、時間の使い方を決めるのに役立ってくれるだろう。

スクリーンタイムは、ユーザーに作業内容を保存したりゲームからログアウトしたりする時間の余裕を提供する新たな「One more minute」機能など、一般的なMacの使い方にも配慮して設計されているそう。

Macを使わない時間や、各アプリケーション、ウェブサイト、アプリケーションカテゴリで使う時間を設定することができ、iCloudでスクリーンタイムの設定を同期し、使用しているiPhone、iPad、Macの利用状況をエンドツーエンドの暗号化通信でやり取りし、情報を集計することもできるそうだ。

ファミリー共有では、子供が誰といつコミュニケーションできるか選べるような、親が子供たちのデバイス利用状況をより効果的に管理するために役立つ、新しいツールが提供されるとのこと。

iPadアプリケーションをMacに移植できるように

macOS Catalinaでは新しいAPIとデベロッパ向けツールも導入され、驚くほど簡単にiPadアプリケーションをMacに移植できるようになるとのこと。Appleによると、今秋Jira Cloud、Twitter、Asphalt 9といった、多くのユーザーのお気に入りアプリケーションがMac版で続々と登場する予定ということなので非常に楽しみだ。

32ビットアプリが動かなくなる

macOS Catalinaが動くシステム要件はmacOS Mojaveとほぼ同じ(Mac Proのみ2013年以降に変更)だが、Catalinaは完全64ビット環境になるため32ビット環境のアプリやQuickTime 7ライブラリが動かなくなる。

アプリ起動時に「今後のMacで動かなくなるのでアプリ開発者に問い合わせを」といったメッセージが表示されるものはCatalinaにアップデートすると使えなくなるので注意が必要だ。僕の使っているCanonのプリンタ(2009年購入)は何代か前のバージョンからサポート対象外になっていて、今のところは一応動いているのだけど、ドライバが32ビット環境のために動かなくなってしまう。10年も使ったのだから買い換えなくてはいけないとは思っているのだけれども。

セキュリティ上はアップデートを推奨するがアプリや周辺機器が64ビット環境で使えるかどうかということは確認しておいた方がいいかもしれない。

  • MacBook:2015年以降
  • MacBook Air:2012年以降
  • MacBook Pro:2012年以降
  • Mac mini:2012年以降
  • iMac:2012年以降
  • iMac Pro:2017年以降
  • Mac Pro:2013年以降
    • MojaveはMetalと互換性のあるGPUを積んだMid 2010/Mid 2012以降だったが、これらのモデルが非対応になる。

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プロフィール
タクログ。(TAK)

高校と専門学校で英語を教えるガジェットオタクの非常勤講師(英語)。早稲田大学教育学部卒業、上智大学大学院外国語学研究科博士前期課程修了。Win95時代からダイヤルアップでネット界隈に潜伏、高校時代は駅前の書店で週刊アスキーを買って学校へ持ち込む。2010年にマカーに転向。愛用カメラはPENTAX K-70。趣味は喫茶店巡り。

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