初めての一眼レフにPENTAX K-70を選んだ理由

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街歩きとカフェ巡りを兼ねて吉祥寺に散歩に行ったこの日、4Kのディスプレイでいいものがあれば買ってしまおうと思っていたが、実際に購入してしまったのはディスプレイではなく、そう、一眼レフカメラ。以前から(コンデジで)風景写真を撮るのは好きだったが、ここ1〜2年くらいだろうか、カメラ雑誌をちょこちょこ買うくらいには一眼レフカメラに興味を持つようになっていた。オリンパスのSH-25MRを使い始めて5年。(コンパクト)ミラーレスのPENTAXのQと悩んで選んだものの、やっぱりレンズ交換式カメラのほうが楽しめたのではないかと思う節もある。

PENTAX K-70

PENTAX K-70

一眼かミラーレスか

レンズ交換式のカメラを買うにあたって初めに悩んだのは一眼にするか軽いミラーレスにするかだ。今まで使ってきたSH-25MRを出しているオリンパスは、PENやOM-Dといったおしゃれなミラーレス一眼を出しているメーカー。登録しているメールマガジンには一眼ユーザー向けの撮影講習会の参加募集が流れてくる。作例を見る限りではオリンパスや富士フィルムの夜景が好きだったこともあって、ここ1年ほど心はOM-Dに傾いていた。

液晶よりファインダー

PENよりもOM-Dのほうが良さそうに思えたのはファインダーがあるという点。フィルムカメラを使っていた時期が長いことが影響したのか、液晶画面で構図を捉えるというのが未だに難しく感じてしまう。新しいものが大好きな父は98年頃にはSONYのMVC-FD51で写真を撮っていたのだが、当時小学生だった筆者にはファインダーで覗く感覚の方が好ましく感じられた。お年玉で買えるようなフィルムカメラに、普及版の少し上のランクのフィルムを入れて電車を撮っていたのをよく覚えている。ファインダーに映る情景がどんなふうに仕上がるのかを想像すると浮かるくらい楽しい。フィルムのカメラを通じてそういう楽しみを感じていたのが影響しているのかはわからないが、今でもファインダーを覗いているほうが「写真を撮っている」という感じになる。

ミラーレスより一眼に

軽さ重視のミラーレスというとオリンパスのPENやPENTAXのQなどになるのだが、ファインダー越しに覗く景色を撮りたいとなると、まずは通常の一眼を持っておきたい。ミラーレスは後回しだ。そうすると、必然的にキャノンかニコンかペンタックス(リコー)。どれが一番良いのだろう。

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10万円以下で選ぶそれぞれの候補

一眼レフデビューするといっても、やはり初心者は低価格のエントリーモデルで様子を見た方がいい。購入前の時点で候補に入れていた3社のエントリーモデルは以下の3機種だった。

キャノンのKiss X7は言わずと知れたエントリーモデルで価格も安く、ニコンのD5600などもエントリーモデルにしては非常に評判が高い(しかも執筆時点ではキャッシュバックキャンペーン2なども行っていて非常にお得だ)。ペンタックスのK-S2はこの価格帯にもかかわらず防塵防滴で全天候対応というハイスペックモデル。レンズの種類の多いニコンを選ぶか、それとも防塵防滴のペンタックスを選ぶか。非常に難しい。

雨の日の写真を撮りたい

あれは2週間ほど前だったか、立川のほうに写真を撮りに行ったときに雨の日の写真撮影に楽しさを覚えてしまった。せっかく一眼レフを買っても、防塵防滴でなければ壊れてしまうかもしれない——ふとそんなことを思った自分がいた。

どうせ買うなら防塵防滴のほうがいい。

エントリーモデルでも防塵防滴のペンタックスはいいとして、レンズの豊富さを売りにしているニコンやキャノンはワンランク上のモデルでなくてはならなくなる。ニコンだと防塵防滴はD7500クラス。10万円を軽く超えてしまう。これはペンタックスにするほかないか。でもペンタックスだとレンズが少ないのでは? やっぱり一眼は先延ばし!といった感じで、半ば諦めつつも諦めきれずに量販店でカメラを触る日々が続いていたのだった。

「ペンタックスはレンズが安価なのでお得です」

「Amazonでドコモのケータイ払いを使えば10%ポイントバックだし、店頭で見てよさそうならPENTAX K-S2を買ってみるか」などと考えていたのだが、店頭にあるのは最新モデルのK-70。感触だけでも…と思っていると、販売員さんに声をかけられた。リコーからの応援で来ているその方は(当たり前だが)ペンタックス推し。他社の同価格帯のモデルよりペンタックスK-70が優れている点をたくさん挙げてくださった。

  • 防塵防滴
    • 上にも書いたが、ニコンやキャノンで防塵防滴のものとなるとワンランク上の価格帯になってしまう。
    • ペンタックスなら10万円以下でも防塵防滴。
  • レンズが安い&軽い
    • ペンタックスはボディに手振れ補正を搭載しているが、ニコンやキャノンはレンズに搭載している。機能的には一長一短かもしれないが、ペンタックスのほうが同機能のレンズを安く、軽くできる。
    • よくペンタックスは重い」と言われるが、ニコンやキャノンはレンズが重たい。トータルだとペンタックスのほうがお得だし軽いこともある。
  • ファインダーが高性能
    • この価格帯で視野率100%のファインダーはペンタックスだけ。(そのぶんボディが重いが)余計なものが映らないので余計なことを考える必要がない。
    • 他社ではワンランク上のモデルにしないと無理。

「うちは他社と違って宣伝費かけないから」と言いつつ、K-70がエントリーモデルにそぐわない高スペックを持ち合わせていることが最大の売りなんだと言わんばかりの販売員のお父さん。

…正直に言っていい? もう少し値段上げていいんじゃない? 大丈夫? …なんて思ったりもするが、個人的には量販店にある最新モデルK-70でなく、型落ちのK-S2でいいんだよな。お父さんには悪いけど、うちに帰ってポチればいいかな。んじゃね、お父さん。ペンタックス買うよ。型落ちだけど。

「さっき女子高生が『ディズニー行くから』って買ってったよ」

10万円ちょっとのK-70を女子高生がお買い上げしたらしい。東京ディズニーリゾートは三脚禁止らしいのだが(もう15年くらい行ってないから知らない)、三脚なしでもブレない写真を撮れるとのこと。本体に手振れ補正機能を搭載している上に防塵防滴。水のかかるような場所でも安心して写真を撮ることができる。キットレンズもそれなりに良いもので、パレードを遠くから撮ってもミニーマウスの鼻に反射したものまで綺麗に写るのだそうだ。正直驚いた。拡大してもくっきり写っているのだから。「レンズキットを買わずにボディとまともなレンズを買え」なんていう話も聞くが、キットレンズで十分満足できる写真を撮れるというのは一眼レフ初心者にはありがたい話だ。

特製のガイドブック(非売品)あげるから

K-70は通販だと10万円を切るが、量販店では少し超えてしまう。「欲しいんだけど、ちょっと予算オーバーだ」と正直に伝えたところ、月末ということもあったのか、「(社員に頼んで)安くしてもらうよ!」とお父さん。「非売品のガイドブック、これお金かかっているんだよ。あと少ししかないし」。

非売品のガイドブック

PENTAX K-70 PERFECT GUIDE(非売品)

いや、俺も(別の)量販店でバイトしたことあるし、売場の主任じゃないと権限ないことも知ってる。量販店は仕入れ値が高いときでも在庫確保のために買わなきゃいけないのも知ってる。無理しなくていいから!

…なんて思っていたら、10万円を軽く下回る価格を提示してくださった。しかも、「ポイントで単焦点レンズをつければ最低限は大丈夫」と。本当に商売上手だな、この方。普段はポイントではiTunesカードしか買わないけれども、こういうのもいいんじゃないかと思えてしまった。

一旦保留にしてカード払いの残高を確認しつつ、近くのカフェで「トータルでの損得」を計算。ネット通販だとガイドブックはつかないし、値段が誤差程度なら商品の説明をしてくださったお父さんから買いたい。「宣伝にはお金をかけないけど、そのぶん妥協しない」「エントリーモデルでも防塵防滴かつファインダーの視野率100%」「うちのカメラで撮った写真は(エントリーモデルでも)A3に引き延ばしても大丈夫。ほら、ミニーマウスの鼻に反射したものも映る」…。写真のディテールにこだわる熱い思いを受け取った。これは買わざるを得まい。

K-70と一緒に購入したオプション品の数々。

(販促品)のカメラバッグまでいただいた

再度売り場を訪れた筆者は、レンズキットつきのモデルに単焦点レンズ、それに各レンズにつけるフィルターを購入する旨を伝えた。「専用のケースありますけどどうします?」と訊かれたので、「じゃあ単焦点レンズやめてそのケースを買います」と答えたら、「そうしたら、カメラバッグをサービスでおつけします。7,000円相当のものですが、単焦点レンズも入るので使ってください」と。…結局、ネット通販で同等の品物を買うよりも圧倒的に安く購入してしまった。非売品のガイドブックも相当お金がかかっているだろうに、なんか申し訳ないくらい。…いやもうリコー信者になってもいいんじゃないかと思うくらい、良い買い物をさせてもらったなと思う。

PENTAXのカメラバッグ

7,000円相当だという販促品のカメラバッグ。

筆者は非常に単純で、良くしていただいたひとへの恩には報いようと努力するし、ひどい扱いをされたひとには(弱いながらも)全力で牙を向ける、そういうタイプの人間だ。大学時代の先輩に「あいつは単純でバカだという話で小一時間盛り上がった」と面と向かって言われたくらいだから、筋金入りのバカ正直を自称しても罰は当たらないことだろう。

今回は少し予算をオーバーしてしまったけれども、勉強熱心な販売員のお父さんから買えたのは本当に良かった。本業もあるのでどこまでできるかわからないが、真剣に写真を勉強しようと思う。性格上、(流行りの)インスタ映えなどしない、バカ正直な写真になるのだろうけど。

  1. 最近のデジカメしか知らない人には信じられないだろうが、MVC-FD5の記録媒体は2HD 1.44MBのフロッピーディスクだった。高画質にすると枚数が限られてしまうもので、実家に帰ると家族旅行の写真を収めたフロッピーディスクが山のように溜まっている。
  2. ニコンはD5600、D5300、D3400が対象の「一眼で秋を撮ろう! キャッシュバックキャンペーン」を行なっている。( 2017年8月25日〜2017年11月5日)
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TAK

悠木貴仁(P.N.)/TAKは教育系の仕事に従事するアラサー。中高の教員免許(英語)を所有。株式投資を始めて1年経つが、確定した利益はガジェットに消えている模様。 詳細プロフィール ほしいものリスト
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