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【授業終了】夏休みがやってきた:4月からの英語教育振り返り

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今週で非常勤先2校の夏休み前の授業が終了。生徒や学生より早く我々非常勤講師には夏休みがやってきた。

2校で勤務するというのは、発達障害とその2次疾患の双極性感情障害を持っている僕にとっては体力的にも辛いものがあった。

申請中の障害年金が通れば勤務体系に関して少し見直したいところだ。

今年度も英語が苦手な学生が非常に多く苦労しているところだけど、簡単にどういう状態なのかまとめてみたい。

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医療系専門学校

昨年度から週1回の勤務をしている学校は医療系の専門学校で、授業で使う素材は患者とのやり取りができるようにと会話重視の指導を行っている。

この学校は国家資格を取るために学生も必死なのでクラスの雰囲気は悪くないのだけど、やはり専門学校と言うことで英語が苦手な学生が多いように伺える。

なかには大学を出てから資格を取るために学び直す学生もいるが、それは少数派。大多数の学生は中学高校の英語の授業で挫折したまま入学してきている。

初歩的な文法が危うい

それなりに普通の高校を卒業して入ってきた学生たち。英語が苦手だとはいっても単語帳で覚えたものをごり押ししてやってきたようだ。中学校卒業程度の力はあるだろうか。

【英語教育】学期末を見据えた授業計画を立てたい
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去年も書いたことだけど、単語の逐語訳をごり押ししていても正確な理解にはつながらない。

「be動詞と一般動詞」くらいまでなら何とかなるだろうけど、受動態や不定詞といった文法項目が出てくるとわけがわからなくなってしまうようだ。

生活語彙や医療用語が出てきたことで「単語がわからない」と悲鳴を上げている子を見てきているけど、単語ではなく文法が理解できていないのだよと諭すように言っている。

難しい文法項目は飛ばす

現場に出たときに患者とやり取りできるような英語力をつけたいというのが学校側の意図なのだが、そういうレベルには達していない。

このままいくと会話表現を丸暗記してジェスチャーを交えて話すのが手一杯ではないだろうか。

昨年度いきなり連鎖関係代名詞が出てくる素材を使ってしまった反省から、今年度は難しい文法項目が出てきているところを飛ばして、初歩的な文法の解説をしながら進めた。

読解用の素材はそこそこにダイアローグのほうをひたすらペアワークで音読させたので小テストの成績も悪くない。

この調子でやっていこうと思う。

会話重視でいいのだろうか

英語を勉強していく中で、本当は文法をしっかり押さえないといけない。

会話重視の教育をやるようにという上からのお達しはあるものの、どうやって英語の文法をたたき込むかが課題の一つだ。

英語の型を習得してもらうために、文法の授業っぽくない文法の授業をやるにはどうしたらいいのか、悪戦苦闘している。

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高等学校(定時制)

今年度から勤務している学校は定時制の高等学校。教員免許が必要な学校では初めての勤務となった。

全入時代にもかかわらず何らかの理由で全日制の学校へ行けない生徒が多いということからもわかるように、英語のレベルは非常に低い。

一般の高校で使うような教材ではパンクしてしまうし、中学校向けの教材を使うとプライドの高い生徒が反発する。そういう難しい面がある。

品詞の区別が難しい

国語の時間にやるような文法項目も怪しいので、「動詞」や「名詞」の区別が全く出来ない。自動詞と他動詞なんていうのはもってのほかだ。

全てのクラスで4月の初回の授業で品詞と文型の話をしてはみたものの、英語の型を意識するということができるようになった生徒は少なかった。

指示語

国語の時間にやるような「指示語(「それ」など)が何を指しているか」という話もできないので、恐らく国語の先生方も苦労していることだろう。

指示語や接続詞などの機能語が読めない子が増えているという話が新井紀子先生の研究で明らかになっているが、彼女の言うところの「AI読み」が浸透している感じだ。

これは英語以前の問題なので、国語教育の方でなんとかしてほしいところだ。

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英語ができないのは誰のせい?

いわゆる困難校で英語を教えていると、英語を勉強する以前の能力の問題に行き着くことが多い。これは誰が教えても同じことになるだろう。

中高6年間英語をやっても話せないのはなぜか?と訊かれても困る。

英語どころでなく国語も数学もできていなのだから。

少しでも英語力をつけてあげたいと思って授業を組んではいるものの、生徒・学生のモチベーションも低いので成果には結び付いていない。

このままではこちらが病んでしまうので、どうにか突破口を開けないかと模索する日々が続いている。

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